トップページ > アシェルウエディングについて

アシェルウエディングについて

最近でこそ、販売のウェディングドレスが一般化してきましたが、当社アシェルウエディングがウェディングドレスの販売をスタートしたころは、 まだまだ市場のほとんどはウェディングドレスと言えば貸衣装のイメージでした。

アシェルウェディングのきっかけ

花束を持つ花嫁 当社は2005年8月からウェディングドレスの事業を開始しました。
当社の新規事業分野としてのスタートですので、全くの素人集団からのスタートでした。しかし今考えると、旧い慣習にしばられた日本のウェディングドレス業界に染まることなく、全くのニュートラルな視点でしたので日本のウェディングドレス市場の課題が良く見えました。 これが、逆にウェディングドレス業界何十年といったプロの方がいた場合は、逆に今のアシェルウエディングは存在しなかったと思います。  何十年にもわたり当たり前とされていた婚礼衣装の市場を、ぽっと出た当社のスタッフたちは次の点に素朴に気が付きました。 1.なぜ、ウエディングドレスが貸衣装なのに 数十万円もするのか?
  2.なぜ、レンタルドレスショップには古いデザインが多いのか?
3.なぜ、粗悪な安っぽいウェディングドレスが多いのか?
4.なぜ、式場はドレスの持ち込み料を5万円も取るのか?
5.なぜ、レンタルドレスが主流なのか?
これらの課題が次々に見えてきたのです。
 花嫁さんにとって一生でとても大切な衣裳なのに、あまりに貸衣装店と式場が強く、この市場を良いように牛耳っていることが良く見えました。 きっと、花嫁さんたちは安くて美しいドレスを多くの品ぞろえの中から自由に選びたいだけなのにと言う、当たり前の結論が見えたのです。 そしてそこに当社の新しい事業の切り口が見えました。

ウェディングドレスの生産現場と原価を勉強

青空をバックに立つウェディングドレスの女性 そうとなれば、早速ウェディングドレス工場を訪問しその生産現場や使われている生地の勉強を始めました。最初はどれもこれも初めてみるものばかりでしたが、今思えば逆にそれが良かったのだと思います。失礼もかえりみず、ドレス工場の社長さんに、ドレスの生産能力や担当するお針子さんの人員、給料などもすけずけと伺い、そして使用するドレス生地についてもその名称や品質グレードとそのメーター当たりの単価も教えていただきました。 またウェディングドレスには無くてはならないコサージュについてもデザイン決定から生地選定、製造工数について詳しく勉強をさせていただきました。 また、ドレスの構造も勉強しました。ドレープ部分のつくり方、そして着付けに影響のある、ドレス背面の編み上げ式の留め具の構造やその改良への提言など多くの事を一気に勉強してゆくことができました。 それらの経験により、ドレスを見るとそのドレス1着にかかる生地原価、製造工数人件費などが具体的にイメージすることができたのです。 また、ものづくりですから、単品一着のコストより複数を一緒に生産した方がコストは下がることもわかりました。 以上の勉強した視点から日本のウェディングドレス市場を再び良く見ると当社がやらなければならない事、当社ができる事が具体的によくわかりました。

ウェディングドレスのブランドづくりと商品撮影

ケンとメリーのツーショット まず最初に行わなければならない事はドレスの商品陣容をそろえる事でした。
想定した価格戦略に沿って、3ランクの商品陣容を準備し、それを実際に発注しそろえる事にしました。ドレスの発注ということも初めてなら、どのサイズがどれだけ売れるか? どのデザインがどれだけ売れるか?ということに全く確証はありませんでしたが、それを勉強するためにもとにかく商品を生産し、買取り、自社の商品陣容を確保しなければなりません。 次々に仕上がってくるドレスを一点一点確認し、不安と手ごたえを感じて行きました。
忘れていましたが、ウェディングドレスのブランドは当社社名であるアシェルをつけたアシェルウエディングとしました。 シンプルです。

ウェディングドレス撮影会

ケンとメリースタジオ撮影 ドレスは店にぶら下げておいても一着も売れません。
  きれいなモデルさんに来てもらい美しいドレスをより引き立てることによってお客様に感動を与えるのです。 次にしなければならない事、それはウェディングドレスの写真撮影です。こういったことも当社では全く初めての経験でしたが、幸い、当社のイメージにあう綺麗なモデルの御嬢さんがたと知り合い、全てのドレスを撮影完了することができました。 撮影スタジオは大きな二つの部屋に分かれていました。 一つはバック紙が垂れ下がった撮影スタジオで、隣接した部屋が作業場になっていました。 撮影は延べ二日間にわたり朝から晩まで行われ、スタッフもモデルさんもくたくたになりました。 お昼など食べる暇もありません。 時間の合間に食べれる人から食べた記憶があります。 とにかくとっかえひっかえドレスを着せ、カメラの前に立たせ、ポーズを決めた後、ドレスの不自然なしわを修正し、撮影です。モデルさんは長時間にわたり大変だったと思いますが、さすがにプロで、一言も文句を言いませんでした。大したものです。 ちょっと余談ですが、カメラで撮影すると女性のモデルさんは、5歳ほど実年齢よりも大人に見えるものらしいという事がわかりました。 この時撮影したモデルさんは2名の方でしたが、たしか19歳でしたが撮影し、それが写真としてあがってくると確かに25歳くらいのしっかりした大人の女性に見えるものでした。 あわせてウェディングドレスも、スタジオで光を浴びて撮影されると華やかに美しく躍動感あふれて見えてきました。

工場直接購入~販売システム

腕をからめる花嫁の立ち姿 このように当社は、信頼できる工場からウェディングドレスを直接仕入れる事にしました。
その工場は先述したウェディングドレスのイロハを一から教えてくれた工場です。その工場がもつ能力、品質管理体制を十分理解し信用していますから、原価も品質に関して不明な点はありませんでした。 次に、このドレスを市場でどのように展開すべきか? と考えました。
その前に従来の日本市場のウェディングドレスの価格構成を調べると次のようになっていました。
ドレス製造工場  : 製造原価 (人件費、生地原料費、利益・管理費)
ドレスメーカー  : 商品企画宣伝、ブランド代
卸問屋      :  中間流通コスト
レンタル店    : 商品購入費、保管、接客、店舗維持管理、宣伝費
             式場と提携店の場合は、式場へのバックマージン支払
式場       : ドレス持ち込み代 (式場と提携店から借りる場合は不要)

以上のように、例えば10万円で工場から出荷された商品は、ドレスメーカーの多額のブランド代、企画代が乗せられ、その次にそれら商品を全国に流通させる卸問屋の中間マージンが乗ります。 その時点でかなり割高になったドレスの値段は、最終的にレンタルショップ(貸衣装店)の全てのコストが乗せられお客様の手に渡るのです。 これでも、ドレスはお客様の所有物ではなく、お店から期間限定 3~4日間程度の貸し出し代なのです。 これほど、旧態依然とした流通主導の市場もいまやかなり珍しい存在です。 しかし、これだけ販売ドレスが普及しても、ウェディングドレスの多くはこの流通形態のままが続いていることが多いようです。 それは、ドレス流通のすべての頂点に式場が君臨していることが原因と考えられます。やはり日本の場合は結婚式を支配する箱もの産業が強いというのが事実なのです。 したがって、我々はあくまでウェディングドレス衣裳屋の立場から、この慣習を打ち破りドレスの品質と価格に革命を起こし、花嫁さんに格安で美しい新品のドレスをお届けしたい、その為の方策を考え一歩ずつ進めて行くしかありませんでした。

インターネット販売への挑戦

ふわふわドレスの屋外撮影 2005年当時、ウェディングドレスは式場提携の貸衣装屋さんで借りるのが大部分でした。
レンタル代も、通常のドレスで15万円位、ブランドものなら30万円位でした。 これで3~4日間または披露宴・挙式当日だけのレンタル代です。 だから、披露宴・挙式の前後に海外での挙式も上げたい方は、余分に10日間ほどのレンタル代を払うか、現地でぶっつけ本番でドレスを借りなければなりませんでした。 また、全てのカップルがウエディングドレスに数十万円も払えるわけではありませんし、お金に余裕のある方々でも、衣装に数十万円も払うのならその分で旅行しますというお考えのかたも多くいらっしゃいます。 それならば、思い切って流通コストをほとんどかけずその分すべてをお客様に還元したら、美しい最新のドレスを破格で販売することができるのではないかと考えました。そして、ドレスをきちっと説明し写真もふんだんに掲載したらインターネットでも購入される方が日本中にきっといるだろうと考えました。 時代は、インターネットの普及~拡大期でした。色々な事業のホームページが次々と生まれ、孫社長の検索エンジンのヤフーが日本中を席巻していた時代です。 ヤフーの場を活用し、当社のホームページを掲載し、そこで販売専門サイトを立ち上げたのです。 ドレスを開発し、工場で生産したものを直接そのまま撮影し、ホームページを立ち上げそこで掲示・販売して行くという、工場から直接仕入れて、ダイレクトにインターネットで最新のドレスを販売するという、新しいウエディングドレスの販売形態を築きあげました。 インターネットでのウェディングドレス販売開始の翌日、なんと最初の注文メールがいきなり飛び込んできました。 その瞬間のことは今でも鮮明に覚えています。 最初のオーダーはベールでした。 翌々日にはとうとう本当にウェディングドレスの注文が入り、ここから当社のインターネット販売がスタートしたのです。

ウェディングドレスのインターネット販売のポイント

首に手をおく女性 インターネットでウェディングドレスを販売するにはいくつかのポイントがあります。
1.写真で細部にわたりドレスのデザインを紹介すること。
2.ドレスの生地、特長をしっかりと説明すること。
3.付属品の範囲も明確に記述すること。
4.納期について、またクレーム対応、返金対応についても明確にしておくこと。
特に重要な事は使用するモデルさんです。 インターネット販売でのウェディングドレスの場合、モデルは白人が良いか、日本人が良いか? 背の高さ、手足の長さはどの程度の人を選べばよいか?ということはとても重要なファクターだと思いました。現実離れしたパリコレのようなモデルさんだと、モデルさんにばかり目がゆき、ドレスの詳細がよくわからなくなってしまうことがあると思います。 かと言って、いかにもご自分の彼女をモデルにしているな・・・と目のやり場に困るモデルさんを使っているドレスショップも多くありました。 ネット上で販売を完結したい場合は、モデルさんはちょうど良いかわいい、手足もちょっと長い、背もふつうよりちょっと高いという感じのモデルさんを選び、お客様ご自身のイメージにできるだけ親近感をいだいていただけることが大切だと思いました。 しかも、清楚に見えるモデルさんがポイントのようです。
次に、ドレスの生地、仕様、特長の説明ですが、これはもちろん重要です。 しかし、ドレスの写真で情報の90%はお客様に伝わりますので、写真ではわかりにくい部分について、丁度よく補足して納得頂ける説明が必要です。絶対に忘れてはいけない説明はドレスの生地の材質です。 サテンなのか、シフォンなのかどのような生地をどこに使っているのか? 特にドレスの一番目立つ特長的な部分の生地の説明は必要事項です。
最後に、最も気を付けなければいけないのがお客様からのクレーム対応、返金対応を明確にしておくことです。 これは通信販売業すべてに関しても基本の事ですので、多くは説明しませんが、当社の場合は、100%お客様の立場に立って、即効の対応を行う事をポリシーとして貫いてきました。 しかし、そうは言っても繊細な布地でできたウェディングドレスは、100%ほころびやほつれが無いとも言い切れません。 お客様にとってとても大切な晴れの舞台の衣裳でもしものことがあってはいけません。これに対しては、当社としては絶対に間違いのない商品品質の維持と向上に日々勤めることしか解決策はないと思いました。

インターネット販売から実店舗販売へ

ケンとメリーのケーキカット インターネット販売を開始してから1年が過ぎたころ、当社のアトリエがあった街の駅前の繁華街に7坪程度の店舗物件が偶然空きがでました。 広さは十分とは言えませんが、天井が高く、真っ白な壁でできたこじんまりとしたかわいい部屋でした。 玄関には真っ赤な扉がついていましたので、これをガラス戸に変更したらとても感じの良いお店になるということが頭の中で想像できました。 早速契約し、ウエディングドレスのパイロットショップとしてオープンをし、当社ホームページにもショップもオープンということを告知しました。 すると、おおよそ半径80キロ程度のエリアから、多くのお客様が実際に土日をつかってお店にドレスを見に行きたいというご要望をいただきました。 これにより、平日はインターネット販売の対応。 土日は実店舗への御来客の対応ということでさらに忙しい日々がつづきました。  しかしもっとも大きな出来事は卸販売の引き合いをいただきはじめたことです。

アシェルウエディングとしての転機

ケンとメリーの立ち姿撮影 このころから当社として3つの方向が見えてきました。
・ インターネット販売 
・ 実店舗での対面販売
・ 卸販売
どの商売形態もやり方次第でいろいろな発展の可能性があることが見えてきました。
その選択肢の中で、当社の強みが生かせて、お客様に最も貢献できる道は何か? 社内で何度も検討を重ねました。 その結果下記のように考えました。

インターネット販売について

うつむく女性 まずメリットは実店舗を持たず、在庫のリスクも少ないことです。
しかし、売上がインターネットの検索順位にあまりにも左右される極めて不安定な経営基盤である事。そして当社のドレスの本当の良さ、品質、デザイン、縫製のレベルの高さ、着心地、ドレスの質感がインターネットでは伝わりにくく、お客様に直にご説明できないという歯がゆさがあります。 そうは言ってもみずから切り開いたインターネット販売はまずます拡大を遂げて行っていましたが、競合他社との差別化をどこにすべきか?究極的な課題にあたりました。例えば、当社より品質が悪いお店でも、写真撮影の技術とホームページのきらびやかさでお客様に、「非常に高品質な美しいドレス」 という事が言えてしまうのではないか? ということに気が付いたのです。

実店舗販売の開始

薔薇の花と女性 他社では買えない当社の素晴らしいドレスは、実店舗でお客様にご説明し、実際に手に取って見ていただいてこそ、良さが発揮するのではないか! と社内で何度も検討した末にそのように結論を出しました。  実際に、大手ブランドのウェディングドレスも手掛けている工場との取引も行いましたが、当社が10万円で「販売」するドレスは、そのブランドショップでは約30万円から40万円で「レンタル」されているのが現実でした。これは今でも同じ状況が続いています。 話が長くなりましたが、実店舗での販売に切り替えることに決定してからは即、行動しました。
まず、東京で適当なドレス店に使えるテナントを契約しました。
そしてホームページからはネット販売の記述やシステムを削除し、あくまで実店舗のドレス屋の宣伝という形式に変更したのです。 そこでの武器は、高品質で新しいデザインのドレスの信じられないほどの格安価格での販売という事です。 これは今でも変わっていませんし、今後も変わることはないと思います。なぜならば、先述しましたが、日本におけるウェディングドレスの価格設定には、式場、貸衣装店、卸問屋という3者の膨大なマージンが乗っています。 特に貸衣装店は、二つの課題を抱えていました、 一つが過去の膨大な旧在庫商品。当然、元が取れていないドレスも山ほど在庫として抱えているはずです。 もう一つが店舗の維持費用が非常に高いという事です。東京なら青山、表参道に、大阪なら御堂筋の一等地にドレスショップは数億円ものコストをかけた立派な店を構えていました。 これらお店の維持管理コストはすべて一着一着のドレスのレンタル代に乗せるしかありません。従って、当社の値付けが異常に安いのではなく、日本のドレスショップの値付けが宿命的に構造的に高くならざるを得ないという事がわかりました。
しかし、そうなると、式場と提携していない当社の場合、式場から意地悪されたりして商売にならないこともあるのだろうか?と最初は考えましたが、式場としてはドレスで儲けたいのですが、儲けの主体はドレスではなく会食の売上なので、ドレスの件であまりお客様ともめることはほとんどなくなっていました。 また、ホテルや結婚式場での挙式のみならず、最近ではレストランウェディングや海外挙式が本当に増えてきました、 そのような新しい結婚式をもとめるお客様の層が非常な勢いで拡大して来ていたのです。 お金の問題ではなく、個人の考えとして従来のホテルで派手な挙式を上げるのではなく、老舗レストランでの身内だけのパーティを行うといった新しい形態の結婚式が増えてきているようです。実際に当社でお買い上げいただいたお客様はそのようなお客様が殆どでもありました。
薔薇の花束とウェディングドレス こうして、従来の結婚式にとらわれない、新しいお客様のニーズに合う形のウェディングドレスの販売と言う商売の形態が形成されました。
サイトマップ 個人情報保護